2009年7月22日水曜日

トムラウシ山の事故に思う

大雪山系のトムラウシ山の登山で一度に8人もの死亡者を出した事故ですが、夏山でこれだけの死者を出すというのはどうしてなのか?

まず考えられるのは夏山なので装備面に問題があった。
ツアー客の年齢は60歳代であるにもかかわらず、体力的に無理な行程だった。
18人もの登山客が一緒になって行動せず、バラバラになった。

などいろいろ考えられますが、現在道警が事情を聞いているところのようです。

やはり避難小屋を出発した時点でガイドが判断を誤ったと考えるのが妥当かもしれません。
遭難した人は低体温症でなくなったことから風も強かったと考えられます。

とはいえガイドだけを責めるわけには行かないかもしれません。

ツアーなので下山して帰るときの飛行機なども手配済みで遅らせるわけにはいきませんし、トムラウシ山に登頂できなければ参加者から文句が出て一部返金などの処置をしなければならないかもしれません。
ツアー会社のほうからも予定通り進めるようにいわれていたかもしれません。

そのため普通なら躊躇するような天候でもそのまま決行してしまったとも考えられます。

たとえ夏山とはいえ装備をきちんとし、余裕を持って山に臨むのが基本ですね。
そして、登山をあきらめるという決断も時には必要です。
 
 
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